きのうは「北のくらしデザインセンター」のイベントで、
パナソニックさんのご協力による
「建築家住宅見学会&トークショー」を開催いたしました。
今年度から、北のくらしデザインセンターは再スタートしていますが、
好評のこのイベントは変わらず実施している次第。
参加者は23名で、多すぎず少なすぎず、ちょうどよい構成になりました。
住宅の見学というのは、あんまりたくさんを見ると迷うし、
きのうは2軒の住宅を午前午後、と各1軒ずつ見ていったのですが、
まぁ、これが限度とも思います。
そしてその実体験に踏まえて、その住宅を建てた建築家の話を聞く、
若干のトークショーという形式です。
通り一遍の話を聞くよりも、実際に空間を体験した後なので
参加されるみなさんも、共感できる部分が大きくなっていく。
やはり同じ話を聞いても、納得の大きさが全然違うのです。
話を聞きながら大きくうなずかれている方が、圧倒的に多くなる。
テーマとしては
家づくりの目的である「楽しく、美しく暮らす」ということへ
至る道筋を考えるということになります。
どうしても、その大目的への「手段」に目が行ってしまいますが、
この点が一番、肝心なことなのだと思います。
ただしこのことのニュアンスはやはり微妙ですね。
どうしても「不幸せにならないように」と考えがちです。
似ているようだけれど、この両者には大きな違いがあります。
きのうも見せていただいたお宅2軒とも
実に建て主さんの表情がステキです。
1軒の方はこの「北のくらしデザインセンター」での成約者のかた。
何回か、見学会にも参加され、すばらしい住宅を建てられました。
こういう事例を見せていただけると、
あぁ、少しはお役に立てられたかなぁ、と実感できます。
なによりも、建築家とオープンに話し合っている様子がいい。
この「話し合い」の中身が、生き方とか、楽しく自分が生きていく、
っていうような、
そういう根源的な部分まで至っているのですね。
ここがポイントではないでしょうか。
こういう部分では、だれもが「対等に」また、「平等に」なれる。
家づくりというのは、ビジネスであるのは当然ですが、
そこに携わる建て主と作り手、どちらも同じ人間なんですね。
建てられた家を実感してみて、
同じような価値観が、その作り手と共感できるなと思ったら、
その部分を大切にして話し合っていけばいい。
それが「自分が幸せになる」大きな道筋なのだと思うのです。
それはけっして言葉で言い表せるものではないでしょう。
人間は理屈だけで生きているのではない。
そんなことを思いながら、
楽しく、イベントを進行させることが出来ました。
参加されたみなさんの「楽しい家づくり」に
少しでもお役に立てればうれしいなぁと思っています。
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Posted on 2月 20th, 2012 by replanmin
Filed under: リプラン&事業